まろんのつれづれなるままに(60歳までには・・・)

子育て終了。60歳までにはすっきりした暮らしかつ人生の整理も・・・

消えたダイヤモンド

去年の7月初旬、母を入院させ、その足で実家に戻り、金庫の中の物は一切合切持ち帰った。
ところがその中で、ダイヤモンドの指輪の鑑定書はあるが現物がない。



次の日、桐の箪笥の母が普段使いしている宝石箱を開けてみたが、金目の物は一切なかった。
指輪のケースはあるが中身がないなど。
唯一売れそうなのは、わたしが昔あげたサファイアの指輪くらい。
ただこれも石がよくないので、お値段はプラチナ土台の枠くらいしか付かないだろう。
わたしがネコババしたと思われるといやなので、叔父と従兄にそれぞれ電話で報告。
「まろんちゃん、鑑定書があってもダイヤがなければ売れないんだよ」
笑いながらそれぞれ同じセリフを聞かされた。
そんなことはわかっている。
ただ鑑定書をみても0.4カラットなので、お値段はあまりつかないだろう。


・・・というのは、会社を辞めて結婚するまでの2か月間、宝石屋さんで仕入れと売値をひたすらパソコンに打ち込むというバイトをしたことがある。
その店(人気店だった)では、ダイヤモンドの商品は売値の5分の1、色石が4分の1の仕入れ値。
つまりセールで49800円のダイヤモンド0.5カラットのペンダントは、仕入れ値が9800円。(それを買ったことがあるワタシ。現実を知り、かなり落ち込んだわ)


1年後、先日箪笥の中に置きっぱなしの宝石箱を再び開けたら、ダイヤの指輪と18金のネックレスが入っていた。



ただし指輪はダイヤが小さく0.2カラットくらいしかない。
鑑定書の物とは違う。
ネックレスには見覚えがある。
私が昔母にあげたものだから。
家の中に出入りしているのは私しかいない。
鍵を持っているのも私だけのはず。
指輪とネックレス、どっから降ってわいた?



そんな話をたまたま来た実家の隣の人に話したら、腕をさすって震えていた。


☆この小さなダイヤは、ケースに古さなどから、父が母にあげたエンゲージリングだと思います。
60年以上前の話。
確か当時10万円って聞いた覚えが・・・?