まろんのつれづれなるままに(60歳までには・・・)

子育て終了。60歳までにはすっきりした暮らしかつ人生の整理も・・・

市議選とお葬式 Aさんはなぜ落ちたのか? 2

(つづき)
元々Aさんは地元の名士だったらしい


・・・「らしい」というのは、その頃私たちも引っ越してきたばかりだったから


市議もトップ当選こそないが、そこそこ上位で入っていたという



20数年前、Aさんは衆議院選に立候補した
Aさんの母方が中曽根さんの親戚筋で、派閥の力関係から立候補を促されたらしい
市会議員を任期半ばで辞めての立候補


ところがその最中にAさんのご母堂が亡くなられた




本来ならば「弔い合戦」で、やり方によっては追い風になったと思う


・・・がここで彼はしくじった


まず1番に優先したのが他市から来た議員選の関係者たち


次が自分の仕事関係


そして、ないがしろにしたのが後援会長をはじめとした地元の関係者と隣組


お金がないからと、手伝いにきた隣組の人たちにも何も出さずに済まそうとした


その時組長をやっていたのがわたしのママ友一家
(わたしは近いけど組が違う)


ママ友夫が
「皆さん1日がかりでお手伝いに来ているのだから、
せめてお弁当くらいは出してください」
と要求したが、それも渋ったらしい
バトルの末、
「お弁当は最後までいた人の分だけ1番安いのを」
みたいな感じで了承してもらい、ママ友夫が買いに走った


「せめて飲み物は・・・ってウチがお茶(ペットボトル)は自腹を切ったわ」ママ友


「〇さんはご夫婦でずっとお手伝いしてくれたのに、夕食時には帰ったのでお弁当を出せなかったの。
最後までいた人とお弁当の数の明細を要求されていたから」ママ友


途中でブチ切れた後援会長が
「俺はもう降りる。次はないと思え!」とご立腹


まあ私はお通夜・葬式に行ったわけでもないし、話に聞いただけだが、
お金を掛けない質素なものだったという


葬儀などは質素でいい
個人的にはそう思う
・・・が、地元有権者に合法的にばらまく唯一のチャンスだったのに


「母は亡くなりましたが、地元のためにがんばります!」
と涙と共に、昼・夜に豪華弁当を手を握りながら手渡しするべきだったのだ


お葬式のお手伝いを2日間続けてしてもらったのだから、
ポチ袋に「ご苦労様代」を入れて渡しても、選挙違反にはならないのではないか?


一粒の麦ではないが、口コミは広がるよ


そのときは悪い方に広がった


はっきり言って、選挙はお金がかかるのだ!


ウチは実家も含めて、ごくごく平凡な家だが、
実家の両親の親戚は、どちらも本家が地元の名士
子どもの頃からいろいろな話を聞いていた
(父方は政界、母方は財界)


政界と財界は密接に関係し絡み合っている


某結婚式で、福田元総理(息子の康夫氏の方)と両親が隣り合って円卓を囲んでいる写真もあるぞ!
まだ総理になる前だけれどね



クリーンな政治といっても、お金がなければ絶対に勝てない!


☆お金がなくても人の好意でなんとかなるのは「市議選」までだね。。。
書きたいけど書けないことが山ほどあるわ♪